受験について
現在の情報は、2025/6/4時点でのものです。大事なポイントを掻い摘んで説明しており、細かい情報は記載できておりません。また、内容には万全を期しておりますが、誤りがある場合もありますので、ご自身でも募集要項を必ずご確認ください。なお、募集要項は変更される可能性ございます。くれぐれも最新の募集要項をご覧ください。
なお、2026年の夏に1次試験が行われる年度から大きな変更があるとの情報が入っております。下の記事で詳細をまとめておりますので、受験予定の方は必ずご確認ください。
受験制限
年齢の制限
航空大学校の受験には年齢制限があり、以下の期間に生まれた方は受験が可能です。
受験する年(1次・2次試験が行われる年)に応じて、以下の期間に生まれた方が受験可能です。
《計算方法》
- 最年長の受験可能者 : 「試験の年 – 24」の4月2日以降に生まれた方
- 最年少の受験可能者 : 「試験の年 – 19」の4月1日以前に生まれた方
《具体例(2025年の試験の場合)》
受験可能な生まれた期間は 2001年4月2日 ~ 2006年4月1日 となります。
学歴の制限
(1) | 学校教育法による修業年限4年以上の大学に2年以上在学し、全修得単位数が62単位以上の者。 | ||||
(2) | 学校教育法による短期大学又は高等専門学校を卒業した者。 | ||||
(3) | 専修学校の専門課程の修了者に対する専門士及び高度専門士の称号の付与に関する規程による専門士又は高度専門士の称号を付与された者。 | ||||
(4) | 試験のある年度末までに(1)、(2)又は(3)となる見込みの者 | ||||
(5) | (1)、(2)又は(3)に掲げる者と同等以上の学力を有すると航空大学校理事長が認める者。 |
上の表が学歴の制限です。分かりづらいと思いますので、簡単に説明すると…
《日本の大学や短大、高専など(4月入学)に在籍している場合》
大学2年の年度の夏の試験から受験が可能です。
《その他(海外の大学や4月入学以外など)の場合》
基本的には、4月以降の入学ですと、大学2年の年度の夏の試験は受験できず、その次の年からになるかと思われます。ですが、こちらで断言することはできかねますので、自身の学校の説明とともに、かならずご自身で航空大学校にお問い合わせください。
次に、試験は1次試験から3次試験まであるので、それについて説明してきます。
1次試験
1次試験は学力試験です。この試験は英語、総合Part 1と総合Part 2の3教科です。
英語が1時間30分、総合(Part 1,2合わせて)が2時間で行われます。
英語100点、総合(Part1)100点、(Part2)150点の計350点です。
上位約300人まで合格となります。
7月下旬に実施されます。例年の試験会場は、札幌、岩沼(仙台分校)、東京、大阪、福岡、宮崎(宮崎本校)です。
2次試験
2次試験は身体検査です。
身体検査A : 例年は9月中旬に実施
①一般
②呼吸器系
③循環器系及び脈管系
④消化器系(口腔及び歯牙を除く)
⑤血液及び造血器系
⑥腎臓、泌尿器系及び生殖器系
⑦運動器系
⑧精神及び神経系(脳波を除く)
⑨眼
⑩視機能
⑪耳鼻咽喉
⑫聴力
⑬口腔及び歯牙
⑭総合
身体検査B : 例年は12月上旬に実施
精神及び神経系(脳波)
身体AはS,A,Bの3段階で、S,Aの方は身体Bに進みます。身体Bは合格or不合格のどちらかです。
例年の試験会場はA,Bともに羽田空港です。
3次試験
3次試験は面接とシュミレーターを用いた操縦適性検査になります。
こちらの試験も合格or不合格のどちらかですが、3次合格者の中から、1次や2次の結果も踏まえた総合的な順位の上位108人が最終合格者になります。
1月下旬に実施されます。例年の試験会場は航空大学校 宮崎本校です。
入学時期と訓練遅延について
航空大学校では訓練の遅延が発生しており、現在合格発表から入学まで1~2年、入学から卒業まで3~4年かかっています。