航空大学校 R7年の就職状況
航空大学校の2026年度の募集要項およびパンフレットが公開されました(2025年のパンフレットのURLを2026に変更すると2026年のパンフレットが閲覧ができます)。パンフレットに、就職状況についての記載がありましたので紹介いたします。
R6年度(昨年度)とR7年度(今年度)の就職状況について
R6年度

上の画像が昨年度の就職実績です。
R7年度

上の画像が今年度の就職実績です。
比較してみると
①JAL(日本航空)について
近年の傾向として、JAL(日本航空)の採用率が増えています。JALの経営破綻後数年間は、航大からの就職者がいませんでしたが、60回生から採用が再開され、現在は安定して就職者がいる状況になっています。この理由については後ほど解説します。
②ソラシドエアについて
ソラシドエアもJALと同様、ここ数年にかけて採用率が増えています。
【コラム】航空大学校の就職システムについて
航空大学校の就職は、基本的に学校側が学生の就職を斡旋してくれる形です。ANA→Wings→・・といったように、学生は各会社に順番で採用試験を受ける流れになります。受けたくない会社があれば、採用試験の受験を見送ることもできます。ただ、一度内定するとその時点で就活は終了となり、内定先に就職することとなります。
JALの採用率が増加している理由
当然先程の採用試験の順番が早い会社ほど学生が多く入るのですが、ここに問題がありました。というのも、JAL破綻後数年は、 「採用が完全にストップしている or 採用順がラスト」 という状態で、ほぼほぼJALに入る人がいなかったのです。ですがなんやかんやあり、現在ではANA→Wings→Solaseed→JAL→・・という順番になっています。その結果、JALの採用率が増加傾向にあります。
さいごに
今回は就職についての記事となりましたが、まずは航空大学校に合格するところからです。来年度以降女子枠が導入されることが検討されているため、今年度の受験は倍率が上昇するかもしれません。ただ、どんなことが起きたって絶対受かってやるという強い気持ちが大切です。残り約2ヶ月となりましたが、最後まで粘り強くがんばってください。応援しています。